耐薬品性について
エスフロートはポリプロピレン(PP)製となっております。
PPの特徴のひとつとして、耐薬品性に優れているという点があります。そのためPPは、実験器具などにも使われております。
エスフロートは、強酸、強アルカリの表面処理槽にも多くお使い頂いております。
実験方法と結果
塩酸(強酸)と水酸化ナトリウム水溶液(強アルカリ)の2種類の溶液に長期間浮かべることで、耐性を確認しております。
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2020年5月中旬から実験を開始しました。
2種類の溶液をそれぞれガラス瓶に入れ、エスフロートを入れて密封。
保管場所は工場内の空調設備のない、寒暖差の激しい場所に放置しました。
1年7カ月後、製品を確認したところ2種類のエスフロートともに製品に何ら変化は見られませんでした。
(右側写真は水酸化ナトリウム水溶液内の現品)
![](https://sfloat.jp/wp-content/uploads/2022/09/F5F40F41-CC91-4ECF-A52A-9A7F5C2931FC-1024x768.jpg)
強酸について
塩酸:ほとんど侵されず、実用に耐える。
硫酸:ほとんど侵されず、実用に耐える。(ただし、高濃度98%の薬品は侵される)
硝酸:ほとんど侵されず、実用に耐える。(ただし、高濃度61%の薬品は侵される)
参考資料
![](https://sfloat.jp/wp-content/uploads/2022/03/c0f124304f2a0e6b0d15c16c04671ca3.jpg)