耐薬品性について

エスフロートはポリプロピレン(PP)製となっております。
PPの特徴のひとつとして、耐薬品性に優れているという点があります。そのためPPは、実験器具などにも使われております。
エスフロートは、強酸、強アルカリの表面処理槽にも多くお使い頂いております。

実験方法と結果

塩酸(強酸)と水酸化ナトリウム水溶液(強アルカリ)の2種類の溶液に長期間浮かべることで、耐性を確認しております。

2020年5月中旬から実験を開始しました。
2種類の溶液をそれぞれガラス瓶に入れ、エスフロートを入れて密封。
保管場所は工場内の空調設備のない、寒暖差の激しい場所に放置しました。

1年7カ月後、製品を確認したところ2種類のエスフロートともに製品に何ら変化は見られませんでした。
(右側写真は水酸化ナトリウム水溶液内の現品)

強酸について

塩酸:ほとんど侵されず、実用に耐える。
硫酸:ほとんど侵されず、実用に耐える。(ただし、高濃度98%の薬品は侵される)
硝酸:ほとんど侵されず、実用に耐える。(ただし、高濃度61%の薬品は侵される)

参考資料